1974年までGrand Ole Opryが行われていたライマン公会堂のすぐ裏手にある小さなビア・バー「トゥッティーズ」
Opryの出演者が出番の合間に楽屋口から抜け出して来ては女主人相手に息抜きをし、また、名も無き歌手の卵たちが明日のスターを夢見ては彼女にその夢を語ったという有名な店。
狭い店内の壁という壁は有名、無名のアーティストたちのポートレートとサインで埋め尽くされている
今ではライブハウスとして一日中Country Musicが聞かれるというそのTootsiesに行った時の事です。
一度目はひどい込みようでその時には気がつきませんでしたが2度目に行った時その店には2階にもステージがあり、そこでもアマのバンドが演奏をしていたのです。
そのバンドは4人編成でCountry Musicには珍しいテナーサックス入り。
ボーカルはそのテナーサックス奏者でややハイトーンの張りのある声で見事な歌唱力です。
ベース弾きは脇においたタバコをたえず吸っては景気づけをしています。
完全に自分の音の世界に没入。
CountryなのかBluesなのか私は時の経つのも忘れて聞いていました。
周りを見回しても客は私を入れても10人くらいのもの。
何ともったいないことでしょう。
この演奏を階下の客は気がつかないのか知らん。
演奏が終わってサックス吹きがハットを持って回って来たとき
ちょっと迷って10ドル紙幣を入れました。
ホントは100ドルくらいは入れたかった。
素晴らしい演奏でしたよ。きっと夢がかないますよ。
そう、胸の中でつぶやきながら・・・・
撮影=1999/6 Tootsiesにて


