Clint Blackが歌う「Desperado」の一節
♪♪〜〜
And freedom, oh freedom well, that's just some people talkin'
You're prisoner walking through this world all alone〜〜♪♪
このくだりになると私の周りの聴衆は一斉に唱和する。
その合唱は次第に大きなうねりとなってステージと一体になる。
そしてそのくだりが次の小節に移っていくと
聴衆の声は唱和するかわりにウァーという歓声にかわる。
♪♪〜〜
人は言う。自由よ!おお自由よ!
私の好きな一節でもあります。
世の中の在りように背を向けて
拗ねて心を閉ざして不器用に世を渡る一人の「ならず者」
その孤独な「ならず者」に向かって私が言う。
頑固なやり方を変えて心を開きなさい。
そして目の前にある幸せを受け入れなさい、って。
だがこの「ならず者」は実は自分自身。
自分が自分に言い聞かす言葉なのだ・・・
と、これはある翻訳嬢の見解。
オリジナルはイーグルス1973年。
西部の「ならず者」がテーマのコンセプトアルバム。
だとすると、この曲はとても示唆に富んだ
奥深い内容を含んでいます。
多くのアーティストにカヴァーされ
いまなお歌い継がれているのも頷けるというものです。
A・M嬢の許可をもらって彼女の訳詞を下につけておきます。
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デスペラード、そろそろ気付いた方がいい
ずっと閉じこもっているつもりかい
頑固者だね、君は
気持ちはわからないわけではないけど
楽な道を選ぶことで、かえって傷つくこともある
そんなカードを引いたら
場合によっては君は負けちゃうんだよ
もっといい手があるって知ってるくせに
幸せがすぐ近くまで来ているのに
君は手に入らないような幸せしか望まないのか
デスペラード、いつまでも若いわけじゃない
痛みと空腹で、家が恋しいときがあるだろう
自由、自由って、人は言うけど
君はいつだってこの世界で一人ぼっちさ
冬には身体が冷えるだろう
キミの世界では雪も降らないし、太陽も輝かない
昼も夜もなく、喜びも悲しみもない
味気ないとは思わないかい
デスペラード、いい加減に気付いた方がいい
心の囲いを解くんだ
雨が降る日もある、でも後には虹が残るよ
手遅れにならないうちに、愛を求めるんだ
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Clint Blackの歌は次のアルバムに収められています。
Common Thread: The Songs Of The Eagles

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