2001年9月ラスヴェガスヒルトンホテルのカジノにて。
”その時”私は夢を見ていました。
広い荒野を歩き疲れて、腰掛けるにちょうど良い岩を見つけて休んでいるところでした。
何か遠くで歓声のような、喚くような、そんな騒音が聞こえて来て
私は今日の朝からの出来事を次第に思い出していました。
今朝早く家を出て午後日本を発ち、同じ日の午前にラスヴェガスへ着いて、そうだ!
Dwight Yoakamのコンサートに来たんだった!
寝ている場合ではない、早く行かなければ。。と思ったとたん岩から転げ落ちそうになった。
「おい、どうかしたのか?」
通りがかりの保安官に声をかけられてはっきり目が覚めたのです。
私の顔を覗き込んでいたのは保安官ではなくて、ホテルの警備員。
私の座っていたのは岩ではなくて、壁面の大スクリーンに映し出される野球やらフットボールやらの勝敗を賭けるために座るボックス型の机と椅子。
歓声はその大スクリーンからの観衆のもの。
「Dwightのコンサートの時間まで、その、まだ間があったので。。」と言ってみたものの
通じるはずもなく、適当に「サンキュー」でごまかした。
そんなわけだから、時間つぶしにさんざんホテルの中を歩きまわり
疲れて、ちょうど見つけたかっこうのテーブルと椅子に座っているうちに居眠り
警備員に不審がられて起こされて
長い一日の終わりになってやっと始まったコンサートでしたので
Dwightがステージに出てきて最初の曲「What Do You Know About Love」を歌い始めたときはうかつにも涙がこぼれてしまいました。
その中の一曲
「The Darkest Hour」
Dwightは監督デビュー作品映画「South of Heaven, West of Hell」のサウンドトラックCDの中で、トラディショナル曲が原曲のこの曲をオルガン伴奏で情緒的に歌っていますが
コンサートではギター一本で印象的に歌っていました。
長い長い一日が感激とともに終わりました。


